地域に根差した総合教育を展開する総合的な学園。
仏教の教えを礎に、
一人ひとりのいのちを大切に育み、
新しい時代を担う優しさと
行動力を持つ人間を養います。
本学園は、幼稚園・高等学校・短期大学の
三部門からなる十勝唯一の総合的な学園として、
長きにわたり「人としての成長」を
中心に据えた教育を続けてきました。
本学園の掲げる建学の精神は、
仏教とりわけ親鸞聖人の本願念仏のみ教えであります。
人として生きる喜びを見出すことを願う
「いのちを尊ぶ」精神は、
時代が変化しても変わることなく、
子どもたち一人ひとりが自身の個性を伸ばしながら、
周囲への思いやりを持って共生する心を育む
基盤となっています。
地域と深く結びついた実践的な
カリキュラムや、
心身ともに安心して学べるサポート体制を充実させ、
子どもたちが自らの可能性を最大限に
発揮できる環境を整えています。
十勝地域での豊かな学びを通じて、
社会に貢献できる人間を
育てることを目的に、
今後とも様々な取り組みを
推進してまいります。
私たちの帯広大谷学園は、親鸞聖人の本願念仏の教えに立脚した「真の人間教育」を使命とし、十勝管内真宗寺院・門徒の篤い願いとご尽力によって、1923(大正12)年、函館、札幌に次ぐ道内3番目の大谷系女学校として創設されました。2023(令和5)年、創立100周年を迎えたわけですが、一宗派の枠を超えて地元帯広十勝の皆様から必要とされ、期待される学園にお育てをいただきました。当学園の根底にあるのは、大いなる「いのち」に目覚め、人間として生きる喜びを見いだすことを願いとする建学の精神です。
大いなる「いのち」とは、すべての人を救うという阿弥陀如来の本願のことですが、それはどんな人にも願いがかけられ、役割が与えられ、自分の思いを越えてこの世に生まれてきたということ。かけられた願いの中に精一杯いのちを尽くしていくことによって、どんな人生にも生きる意味や喜びがあるということを見いだされたのが親鸞聖人なのです。
現代を生きる私たちは、物質的な豊かさに恵まれている反面生きづらさを抱えています。効率や成果が最優先に求められるため、人は「能力があるかないか」、「役に立つか立たないか」、「間に合うか間に合わないか」の物差しで評価され、その結果、生きる喜びを見いだせずに自らいのちを閉じてしまう人、自分の部屋から出られずにいる人、自暴自棄になり自ら人生を棒に振ってしまう人がたくさんいます。
そうした中で何よりも生まれてこなければ良かったいのち、生きる意味のないいのちなどなく、自らにかけられた願いに目覚め、さらには自分とともに生きる他者のいのちを認め合い、助け合い、支え合って生きることの中に「人として生きる喜びを見いだせる世界」があるのです。
帯広大谷学園は現在、帯広大谷高等学校、帯広大谷短期大学(1960年開学)、音更大谷幼稚園(1956年帯広大谷幼稚園として開園)を運営していますが、どこまでも建学の精神に立脚し、「自分が自分にうまれてこれて良かった」と自らをしっかりと引き受けていける「真の人間」を育てる人生における大切な学びの場、また人生の宝物である善き師、善き友との出会いの場として帯広十勝の皆様に信頼され、必要とされる学園であり続ける努力を尽くしてまいりたいと存じます。
理事長 桂井智善
帯広大谷学園では、子どもたちの成長を支え、
地域とともに歩む教育を実践する人間を
各施設で募集しています。
本学園では、単に知識を教えるだけでなく、
子どもたちが自ら考え、行動し、
社会で活躍できる力を育むことを
大切にしています。
教育の現場で、一人ひとりの個性に寄り添い、
すべてのスタッフが子どもたちと同じように成長し続ける姿勢を持つことを大切にしています。
こんな方を募集しています
教育を通じて社会に貢献したい
子どもたちの未来を支える仕事がしたい
地域に根ざした学校で働きたい